知られざる地元の名泉

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妙見温泉 きらく温泉

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オーナーの田代利博さんと玄関前で撮影

霧島市隼人町嘉例川にある「妙見温泉 きらく温泉」を訪問しました。昭和45年頃、オーナーの利博さんのお父さんの時代に掘削されました。きらく温泉という名前は「気楽(に楽しんでほしい)」という意図から付けられています。

受付にはダンディな利博さん。謙遜されていましたが、服がお洒落。ロビーのテーブルの上に色々な旅行雑誌に混じって「LEON」を発見!納得です。

脱衣所は簡易なオープンタイプのロッカーです。

お湯は鉄分が多く、湯冷めしないのでさっと入るだけで十分に体が温まります。大浴場の浴槽の縁には析出物が大量に付着しており、利博さん曰く、「これが素晴らしい泉質の証拠です」とのこと。実際に入浴すると体全体で鮮度の高さを感じられます。日本全国から温泉通がやって来るそうです。

湯量が豊富で源泉の温度が高いので地下水を加水しています。昔は相部屋にせざるを得ないほどたくさんの湯治客が訪れて病気を治していましたが、現在でも宿泊したお客さんから「リウマチが良くなった」「ここに入ると夜中に起きない」「冷え性がなくなった」等、帰り際に効果を打ち明けられることがよくあるそうです。

毎日いらっしゃる常連の正巳さんです。お肌ツヤツヤで83歳に見えません。

露天風呂もあり、20人以上は入れそうな広さです。お湯は毎日入れ替えられており、清潔に維持されています。常連さんの中には鹿児島空港で飛行機を待つ間にタクシーでやってきて入っていく方もいるとか。たしかに定期的に入りたくなるお湯です。

多趣味な利博さんのバイクはハーレー。100周年モデルです。外国のお客さんに熱望されて、一緒に乗せて走ったこともあるとか。霧島の山中をハーレーに乗って走るのはさぞや気持ち良かったことでしょう。うらやましい。

源泉を見せていただきました。56℃の源泉が4つあるそうで、とても熱いお湯が湧き出ていました。この析出物!笑

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温泉:妙見温泉 きらく温泉(みょうけんおんせん・きらくおんせん)
住所:鹿児島県霧島市隼人町嘉例川4385
電話番号:0995-77-2337
所要時間(車):鹿児島市中心部から46分、鹿児島空港から15分
駐車場:30台
営業時間:11:00~19:00
定休日:年中無休
入浴料:500円