知られざる地元の名泉

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屋久島 湯泊温泉・平内海中温泉

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湯泊温泉のメインのお風呂より奥に歩くと見えてくる海岸沿いのお風呂の前で撮影

鹿児島市の谷山港から「フェリーはいびすかす」に乗船し、屋久島へ。18時発のこの船は種子島を経由し、翌朝午前7時に屋久島の宮之浦港へ到着します。フェリーで屋久島に行く場合、「はいびすかす」が最安ですが、やや時間がかかります。もっと短時間で着く「フェリー屋久島2」「トッピー&ロケット」という船もあるので、予定に合わせて使い分けましょう。

熊毛郡屋久島町湯泊にある「湯泊温泉」を訪問しました。宮之浦港から車で1時間ほど移動した場所にあります。湯泊区長の亀割さんのお話によると、この温泉の始まりは定かではないものの、明治期にはすでに今のように温泉として地元の方が入浴されていたということです。

入浴の際の志の100円を黄色の箱の中に入れ、いざ温泉へ。

奥へ進むと、そこは一面に広がる青い海。そして、目隠し用の簾が目に入ってきました!海に近い!

脱衣所はありませんので、ここへ入浴する方は浴槽の周りの岩場で服を脱ぎます。水着などの着用は禁止されているのでご注意を。区長の亀割さんからも「風呂に入る前に体をきれいに洗う」は守ってほしい、とのこと。地元の方が古くから大事に利用されている温泉ですので、マナーを守って入りましょう。

お湯はぬる目の単純温泉。暑い夏の日でも海を眺めながらゆったりと入れます。亀割さんのオススメの季節は6月。入浴しながら蛍を見ることができて、それはそれは素敵だそうです。また、夜に星空を見ながらの入浴も素晴らしいとのことでした。浴槽は右側が男性用、左側が女性用となっていますが、簡易的なしきりがあるだけですので、ほぼ混浴と思っていただいてよいと思います。

お湯は浴槽の手前にある場所からこんこんと湧いています。海の近くですが、塩っぽさはありません。

屋久島の別荘に遊びに来ているTAKEZOさん。グローバルな仕事で活躍されていたそうです。この日はとても暑い日でしたが、海を眺めながら、気持ち良さそうに入っていらっしゃいました。

メインのお風呂がある場所から、しばらく奥へ進むと、更に海沿いのお風呂があります!この浴槽の側面には波が打ち寄せており、本当に海を間近に感じながらの入浴体験が出来ます。気持ち良すぎです!その先の海にもちょっと入ってみましたが、これもまた気持ち良すぎです!ちなみにここも混浴となっています。

湯泊温泉から屋久島空港方面へ少し行ったところに平内海中温泉があります。ここはその名の通り、海と一体化している温泉で、ちょうど良い感じで入浴できるのは干潮時の前後一時間程度です。

志の100円を入れて、お風呂へ。この温泉も混浴で、脱衣所がないので岩場で着替えることになります。当たり前ですが、ここでもしっかり入浴マナーを守りましょう。

波が激しく打ち寄せる中で入る温泉はまた格別です!波がどんどん流れ込んでくる浴槽もあり、まさに海中温泉、野趣溢れるとはこのことです!この気持ちよさに共感出来そうな方は是非トライしてみてください。

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温泉:屋久島 湯泊温泉・平内海中温泉(やくしま・ゆどまりおんせん・ひらうちかいちゅうおんせん)
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町湯泊1714-28
電話番号:無し
所要時間(車):屋久島宮之浦港から53分、屋久島空港から38分
駐車場:10台
営業時間:00:00~24:00
定休日:年中無休
料金:100円