知られざる地元の名泉

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御湯船温泉館

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従業員の長浜美穂さん、井ゆう子さん、井寛子さん、山口昌子さんと受付前で撮影

熊本県阿蘇郡産山村にある「御湯船温泉館」を訪問しました。御湯船という地名は阿蘇を切り拓いた健磐龍命(たけいわたつのみこと)が産まれたときの産湯に使われた土地であることに由来するそうです。

受付のゆう子さんにお話を伺いました。温泉の始まりは産山村の人が温泉の湧きだす夢を見て、私財を投じて平成3年に掘り当てた、というのがきっかけだそうです。その後、村に権利を移して平成6年にこの施設がオープンしました。地元待望の温泉は宿泊も可能で、福岡や宮崎から泊まりに来る方もいらっしゃるそうです。昔は湯治に来られる方が多かったそうですが、今は普通の宿泊の方と半々くらいということです。

脱衣所は棚が用意されています。鍵付きのロッカーはないので貴重品の管理は受付で預かってもらうか、車の中に置いてくるなどしましょう。

浴室です。コンパクトな浴槽が2つ並んでおり、少し黄褐色に濁ったお湯が溢れています。温度は43~44度と熱めです。時々、お客さんから「熱い!」とクレームが入ることもあるとか(笑)。基本的には熱湯好きのお客さんが多いそうです。

地元の常連さんの三義さん、昭典さん、秀和さんです。熱いお湯の中に気持ちよさそうに浸かっていますね。お客さんからは「冷えにくい」「腰の痛みがとれる」「疲れなくなった」と評判のお湯だそうです。

この施設には売店も併設されています。ここに来る人が買い物もして帰ることができるように、ということで用意しているそうです。地元の人たちのコミュニティスペースになっています。

また、ここには足湯が設置されています。こちらの足湯ですが、4月の地震の後、お湯が噴き出したため、休憩所を改築して作られたそうです。

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温泉:御湯船温泉館(おゆぶねおんせんかん)
住所:熊本県阿蘇郡産山村産山1448
電話番号:0967-25-2654
所要時間(車):熊本市中心部から1時間39分、熊本空港から1時間15分
駐車場:19台
営業時間:07:00~22:00
定休日:毎月第3木曜日
入浴料:300円