知られざる地元の名泉

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別府温泉 春日温泉

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温泉部長の今村進さんと御自宅の前で撮影

大分県別府市駅前本町にある「別府温泉 春日温泉」を訪問しました。大正8年に地域の皆さんで掘削され、通りの名前である「春日」をとって春日温泉とされたそうです。

受付です。午前中は人がいますが、午後は無人となります。「100円で安かろう?ちゃんと入れてくれんと困るよ~」と進さん。

脱衣所は浴室と一体型です。シンプルに棚が並んでいます。

浴槽にはきれいなお湯が注がれています。やや熱いですが、頭からザブザブ掛け湯して入りましょう。気持ちいいです。「効能はあるけどわからん(笑)。小さい頃はみんな飲んでたよ~」と進さん。冬でも湯冷めしないお湯で、「雪がチラチラ降っていても上は裸で帰れるよ~」と豪語していらっしゃいました(笑)。

源泉は57℃あるそうです。刺さっている木材を抜き差しすることでお湯を調整できます。常連の方は熱いお湯が好きで40℃でも寒く感じるんだとか。「熱かったら水入れていいよ~」と常連のみなさん。

近くで時計店を営んでいる泰治さん86歳です。今まで通っていた共同湯がなくなったので、1ヶ月ほど前から春日温泉に通い始めたそうです。

浴室奥の石碑には春日温泉を作った当時の方の名前が刻まれています。

温泉部長の進さん81歳です。生まれてからずっとこの地区に住んでおり、近所の生き字引と呼ばれています。毎日、夕方の4時半に仲間と温泉でバカ話をするのが楽しいとおっしゃっていました。また、地元以外の方が入るのは構わないが、もっと行儀よく使ってほしいとのこと。最近は外国人の入浴客が増えているのですが、日本人よりもマナーが良く、挨拶もしっかりしていることが多いそうです。日本人のマナーが悪いというのは寂しい話です。しっかりしていきたいですね。

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温泉:別府温泉 春日温泉(べっぷおんせん・かすがおんせん)
住所:大分県別府市駅前本町6-16
電話番号:0977-23-1486
所要時間(車):大分市中心部から22分、大分空港から42分
駐車場:なし
営業時間:06:30~11:00、15:00~23:30
定休日:不定休
入浴料:100円