知られざる地元の名泉

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小倉薬師温泉 丘の湯

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丘の湯を管理している大野末良さんとご自宅の玄関で撮影

大分県別府市小倉にある「小倉薬師温泉 丘の湯」を訪問しました。入口には原爆症に対する効能が記載されていました。

脱衣所は綺麗に清掃されています。とてもシンプルな作りです。

脱衣ボックスの右端に入浴料を入れる箱が備え付けられています。このシールがまっすぐに貼られてない感じ、好きです(笑)。

浴室でパッと目に入ったのがこの綺麗なお湯!檜の浴槽が真ん中にドンと置かれていて、常にお湯がオーバーフローしています。

湯口からは炭酸水素塩泉のお湯と水が大量に注がれています。源泉の温度は73℃もあるため、こうやって水と同時に注いでいるそうです。常にオーバーフローしていて、浴槽のお湯は常に綺麗に維持されています。

82歳の忠さん(左)と68歳の良一さん(右)はこちらの温泉の常連さんです。良一さんは別府でタクシーの運転手を48年間されており、別府を知り尽くしているそうです。その良一さんのお気に入りの温泉がここ!ということからもこちらの温泉の良さがわかっていただけるかと思います。

末良さんは25年間も丘の湯の管理人をされているとてもお元気な84歳です。この地域には3つの共同浴場があるそうなのですが、この温泉が一番泉質が良いとのこと。この温泉は江戸時代からあるのではないかと言われているそうです。

こちらの温泉が原爆症に効くと言われるようになって、原爆症に苦しむ多くの方が広島などから湯治に来られたそうです。既に閉館していますが、近くには原爆症の温泉治療を行う原爆センターという施設があったそうです。多くの方はその施設で湯治をされていたのですが、地元の方と会話を楽しみたい方がこちらの温泉へ通っていたそうです。効能はもちろんのこと、コミュニケーションの場としても重宝されていた素晴らしい温泉です。

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温泉:小倉薬師温泉 丘の湯(おぐらやくしおんせん・おかのゆ)
住所:大分県別府市小倉4
電話番号:なし
所要時間(車):大分市中心部から31分、大分空港から43分
駐車場:約5台(建物の近くでの路上駐車が許可されているそうです)
営業時間:06:00~22:00
定休日:年中無休
入浴料:100円