柴石温泉
大分県別府市野田にある柴石温泉を訪問しました。
受付ではスタッフの智江さんが笑顔で迎えてくれました。
脱衣所は広く、とても清潔に保たれています。受付から脱衣所に行く間にコインロッカーもあるので、貴重品のある方はそちらに入れましょう。
浴場です。大きな浴槽が2つあり、あつ湯とぬる湯に分かれています。こちらの温泉は895年に醍醐天皇が、1044年に後冷泉天皇が療養の為に湯治をしたという記録があるそうです。歴史ある温泉ですね。ちなみに女性用の風呂も同じ作りをしているそうです。
単純温泉のお湯が源泉掛け流しされています。こちらのお湯は肩こりや打ち身によく効くと言われているそうで、療養効果の高い温泉地として国民保養温泉地及び国民保健温泉地に指定されているそうです。
常連の斌さん81歳はとてもお元気です。こちらへ通っている理由はお湯が柔らかく気持ち良いからとのこと。シンプルだからこそ長く通えるのかもしれませんね。
内湯から外に出ると露天風呂もあります。内湯よりすこしぬる目のお湯がまた気持ち良いです。
そしてこちらには蒸し湯もあります!こちらの蒸し湯は足元に竹を敷いており、その竹の下を約80℃の源泉が流れる仕組みとなっています。熱気が凄くて、入ってすぐに全身から汗が噴き出してきました。蒸し湯から出た後はぬる目の露天風呂に入って休むか内湯で水シャワーを浴びると気持ち良いそうです。
建物の傍の川沿いには昔使われていた打たせ湯の跡が残っています。昔はこちらで多くの人が打たせ湯を浴びていたそうなのですが、川の氾濫により使用出来なくなって以降は修復されていないそうです。残念。受付の前には大昔に撮影された打たせ湯を浴びる人々の写真が展示されています。
こちらの温泉は一年中楽しめる温泉として運営されており、七夕や夏の催し物など、季節ごとに来訪者が楽しめるイベントも計画されています。また正月の三ヶ日には果物のざぼんを湯船に浮かべたざぼん湯が楽しめるそうです。季節ごとにイベントがあるのは良いですね。
最後にこちらの温泉の名前の由来なのですが、江戸時代に柴の化石が見つかったことがきっかけとなって「柴石」と名付けられたそうです。実際の化石が受付前に展示されています。ご覧あれ。
温泉:柴石温泉(しばせきおんせん)
住所:大分県別府市野田4組
電話番号:0977-67-4100
所要時間(車):大分市中心部から32分、大分空港から39分
駐車場:約35台
営業時間:07:00~20:00(家族湯の受付は09:00~19:00)
定休日:毎月第2水曜日(祝日の場合は翌日)
入浴料:210円