紫尾温泉 神の湯

紫尾温泉 神の湯

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管理人の岡田陽子さんと入口で撮影

さつま町紫尾にある「紫尾温泉 神の湯」を訪問しました。ここのお湯は裏手にある紫尾神社の本殿の下から湧いており、それはそれは縁起の良いお湯です。歴史は600年以上あるとのこと。建物は神社をイメージして、改築されています。

受付では和代さんが優しい笑顔で迎えてくれます。紫尾温泉について、いろいろと教えていただきました。地元では温泉に渋柿を浸けて、渋を抜く「あおし柿」が有名だそうです。

脱衣所はとても綺麗です。鍵付きのロッカーもあるので貴重品も安心です。

温度はやや熱めで気持ちの良い硫黄泉です。シャワーからも温泉が出るので神様のお湯を目一杯浴びることが出来ます。昔は紫尾神社に務める位の高い僧しか入浴出来なかったとのこと。常連さんによれば、糖尿病や切り傷、リュウマチなどに効果があるそうです。

源泉掛け流しで湯量も豊富です。お湯が濁っている日は「神様が入浴した日」として言われており、とても縁起が良いそうです。泉質の評判が高く、小学生にも「いいお湯でした。こんな温泉が近くにあればいいのに」と言われたことがあるそうです。笑

常連の秀夫さんは5年間毎週土曜日に欠かさず通っています。「神の湯」の泉質の良さに虜になっているようです。

管理人の陽子さんは紫尾出身です。「神の湯」の管理をしたいと思っていたお母さんの意志を次いで管理人になられたそうです。また、娘さんとも仲良しで、東京で頑張っている大好きな娘さんの話をたくさんしてくださいました。

受付の和代さんから「神の湯」の近くにある「官舎の湯」という温泉を教えてもらいました。食堂と書いてあるこの建物の中に実は温泉があるんです。

家の中に入り、奥へ進みます。一番奥の扉を開けると階段があるのですが、それを下るとそこに人が一人入れるくらいの大きさの浴槽が2つ並んでいました。独特の雰囲気で、湯の華が舞っているお湯はとても綺麗です。これぞ知られざる地元の名泉。

湯口のネットには湯の華がびっしりでした。

神の湯温泉の裏手には源泉のある紫尾神社があります。子宝に恵まれない夫婦が神の湯に入り、その日頑張った結果、子供が出来たという話もあるとか。紫尾の神様はその頑張りをしっかり見てくれているんですね。

 

温泉:紫尾温泉 神の湯(しびおんせん・かみのゆ)
住所:鹿児島県薩摩郡さつま町紫尾2165
電話番号:099-659-8975
所要時間(車):鹿児島市中心部から1時間15分、鹿児島空港から50分
駐車場:50台
営業時間:05:00~21:30
定休日:年中無休(年に1日はタンク掃除でお休み)
料金:200円

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