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菊池市泗水町田島にある「辰頭温泉」を訪問しました。周りを田園風景に囲まれた温泉です。

受付では専務ののり子さんが笑顔で迎えてくれました。受付の周りではたくさんのお客さんがおしゃべりをしていて賑やかです。

脱衣所はシンプルですがとても清潔です。床もピカピカです。

内湯には大きな湯船が2つあり、手前がぬる湯、奥があつ湯となっています。湯船からお湯がどっと溢れ出しています。湯量が豊富で約2時間で浴槽内のお湯が全て入れ替わるそうです。炭酸水素塩泉のこのお湯は腰痛などに良く効くそうです。腰が痛くて杖をついて来たおじいさんが帰りには杖を忘れて帰ることもあるのだとか！ちなみに女性用の浴槽も同じ形だそうです。

見てくださいこの炭酸！43℃の高温には珍しい炭酸成分量です！勢い良く出るお湯が炭酸で真っ白になっています。常連さんの中では、この湯口に背中をつけて打たせ湯をするのが昔からの流行りなのだとか。時にはこの湯口の前におじいちゃんの行列が出来るそうです（笑）。

毎日来ている87歳の資博さん。市役所に40年間務めていらしたそうです。また、その昔は自衛隊にいたこともあるのだとか。体もがっしりしていてと大変お元気！

内湯の隣の扉からは露天風呂に行けます。露天風呂もしっかりした湯量があり、そよ風を感じながら入ると最高に気持ちが良いです！

この温泉の始まりは約40年前に前オーナーの奥様がここを掘れば温泉が出るという夢を見たことがきっかけだそうです。「温泉が出る夢を見た」「夢でお告げを聞いた」「夢で龍が昇った場所から温泉が出た」など夢から始まる温泉の物語は他の温泉でもよく聞かれます。そして、それらの温泉は例外なく泉質が素晴らしい！良い温泉を掘り当てる近道は温泉の夢を見ることかもしれませんね（笑）。