鉄輪むし湯

鉄輪むし湯

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鉄輪観光交流センター長の八坂宏明さんと入口の前で撮影

大分県別府市鉄輪にある「鉄輪むし湯」を訪問しました。別府の蒸し湯といえばココ!ですね。

受付では智江さんが弾ける笑顔で迎えてくださいました。

脱衣所はとても綺麗です。コインロッカーもあるので貴重品も安心です。蒸し湯に入る場合は、まず内湯でさっと体を流し、こちらで専用の浴衣に着替えます。

蒸し湯の中には石菖(せきしょう)という薬草がびっしりと敷かれています。石菖は発汗作用が高く、こちらの蒸し湯は気管支の病気に効果があると言われているそうです。蒸し湯の中は75℃あるのですが、通常8分、最大で10分間寝転がります。数分で汗が噴き出てきて、その後は熱さをぐっと耐えます。出るときには汗だくです。蒸し湯から出た瞬間の開放感はたまりません。天国です(笑)。

こちらで使用されている石菖は市役所の方が毎週採ってきてくれるそうです。石菖を使用している蒸し湯は鉄輪むし湯だけなんだとか。

さて、蒸し湯から出たらすぐに内湯へ行って汗を流しましょう!この瞬間も最高に気持ち良いです!

塩化物泉のお湯はとても気持ちよく、内湯だけに入りに来る方もいらっしゃるそうです。鉄輪むし湯は決して蒸し湯だけが良いのではありません!

会社役員をされているという徹さんはスポーツの帰りに久々の蒸し湯に来られたそうです。締めの温泉でスッキリですね!

鎌倉時代に一遍上人が開いたとされる歴史ある鉄輪温泉。昔から蒸し湯はあり、以前は男女混浴で湯治場として利用されていたそうです。こちらには「千本杖」というエピソードがあります。なんでも戦後に戦地から傷付いて引き揚げてきた人々が湯治をした帰りに置いていった松葉杖が大量にあったそうです。

センター長の宏明さんおすすめの鉄輪むし湯の入り方を1つご紹介します。鉄輪むし湯から道を登って行ったところに食材を蒸して食べることが出来る蒸し場があります。

芋などを蒸す場合、30分程度は掛かるそうで、この蒸されるまでの時間を待つ間を利用して鉄輪むし湯に入るのが効率がよくおすすめだそうです。食材が蒸されている間に自分も蒸されるという、鉄輪を楽しむための上級テクニックです(笑)。

 

温泉:鉄輪むし湯(かんなわむしゆ)
住所:大分県別府市鉄輪上1
電話番号:0977-67-3880
所要時間(車):大分市中心部から30分、大分空港から43分
駐車場:約10台(熱の湯前の無料駐車場を利用)
営業時間:06:30~20:00(最終受付19:30)
定休日:毎月第4木曜日(祝日の場合は翌日)
入浴料:510円

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