湯平温泉 金の湯・銀の湯

湯平温泉 金の湯・銀の湯

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金子商店の金子裕次さんと商店の中で撮影

大分県由布市湯布院町湯平にある「湯平温泉 金の湯」を訪問しました。湯平温泉に5つある共同浴場のうちの1つになります。湯平温泉の石畳の一番上にある共同浴場です。

入口に料金箱がありますので、そちらに入浴料を投入し中へ入ります。

脱衣所はいたってシンプル。新しくはありませんが、綺麗に掃除されています。

コンクリートで出来た浴槽にはうっすらと白く色付いた美しいお湯が入っています。湯平温泉の共同浴場の中でも一番古いこちらの温泉は雰囲気が良く、味があります。すでに平安時代にはこちらの温泉があったと文献に残っており、麻生摂津守藤原秀勝が庶民の為に開いたといわれているそうです。

塩化物泉のこちらのお湯は昔から胃腸に効くといわれているそうです。また、古来より金は胃腸を良くすると言われていたことから、胃腸に効くこちらのお湯には金が混ざっていると言われ、金の湯と名付けられたそうです。また、この話を信じて泉源の辺りを掘り、金を探した人が実際にいたそうです(笑)。

73歳の豊さんは生まれも育ちもこの湯平で、毎日こちらの温泉に入られているそうです。

石畳を下っていくと共同浴場の「銀の湯」があります。

こちらの温泉の泉質は単純温泉になります。その昔、湯船に舞った湯の華が光に当たるとキラキラしており、銀粉が舞っているように見えたことから銀の湯と名付けられたそうです。

湯平温泉の歴史を知るには金子商店さんを訪ねるべし!と地元の方に教わり、実際に訪問しました。

金子商店3代目の裕次さんです。突然の訪問にも快く応じて下さり、湯平温泉の歴史を教えてくださいました。先代は湯平温泉の郷土史を作成した方だそうで、親子2代に渡ってこちらの温泉街の歴史を後世に伝えるというとても貴重な活動をされています。

最後に湯平温泉といえば、この石畳です。こちらの石畳は江戸時代の享保期に整えられたと言われています。空が暗くなると提灯に明かりがつき、とても幻想的な雰囲気が醸し出されます。この雰囲気の中で浴衣を着て歩くのは風情があってオススメです。

 

温泉:湯平温泉 金の湯・銀の湯(ゆのひらおんせん・きんのゆ・ぎんのゆ)
住所:大分県由布市湯布院町湯平
電話番号:0977-86-2367(観光協会)
所要時間(車):大分市中心部から51分、大分空港から57分
駐車場:なし(温泉街にある無料駐車場を利用)
営業時間:夏季(4月~11月)06:00~22:00、冬季(12月~3月)06:00~21:30
定休日:年中無休
入浴料:200円

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