茶房たかさき

茶房たかさき

Language:
オーナーの高崎富士夫さんと喫茶室の中で撮影

オーナーの高崎富士夫さんと喫茶室の中で撮影

大分県別府市朝見にある「茶房たかさき」を訪問しました。こちらは名前の通り喫茶店であり、コーヒーなどを飲みに来られた方に温泉も入ってもらってリラックスしてもらおうという施設です。木々も多く、風通しが良い場所。周りには信仰の対象となった山や朝見神社があり、そこから流れる気を受けるパワースポットとして、こちらの場所を聖地と呼ぶ方もいるのだとか。それくらい気持ちの良い場所です。

喫茶で休憩した後、外にある温泉へ。こちらは元々自宅の温泉であったものを多くの温泉ファンに開放しています。貸し切り風呂のように一人や家族、友人とだけで入れます。扉を開けたらすぐ服を脱ぐスペースがあり、そこから温泉へ。

自宅の温泉であったこともありサイズは大きくありませんが、全てオーナー手作りで雰囲気が良く、趣があります。そして壁には青を基調とした絵も描かれており、とても心が和みます。

こちらの温泉は単純温泉の源泉かけ流しです。別府の温泉は熱いので加水しているところが多いですが、こちらはオーナーの富士夫さんのこだわりで加水なし、43℃~44℃程度に温度調節されています。お湯がとても柔らかく、そこまであつく感じないのですが、いつの間にか身体がしっかり温まり汗が止まらなくなってしまいました。

別府八湯温泉道の永世名人で、常連の元和さんです。別府が地元だそうで、温泉はめちゃくちゃ詳しいです。喫茶ではコーヒーを飲みながらオーナーの富士夫さんと楽しく会話されていました。喫茶と温泉で最高のリラックスですね!

こちらはメインの浴槽と繋がっている小さな浴槽で、温度がメインの浴槽よりも低く保たれています。メインの浴槽であつく感じた際はこちらの浴槽にドボンと浸かるととても気持ち良いですよ!

オーナーの富士夫さんは平成20年からあさみ地域振興会の代表世話人として「朝見ウォーク」を立ち上げました。こちらの地域をウォーキングし、歴史や文化、自然を内外の人に知ってもらうことで地域を活性化しようとさている企画屋さんでもあります。「金儲けよりも人儲け」というのがモットーだそうで、実際に多くの人が富士夫さんを慕って遠方からも遊びに来ていました。

最後にこちらは浴場の扉の内側に描かれているアート作品です。フランス人のアーティストElodie Dornandさんがこちらの温泉を訪問した際、是非作品をこちらに置いて欲しいと自ら申し出て、一番リラックスできる浴槽の中から見える位置に作成されたそうです。刺青のように別府8湯温泉道のスタンプのデザインが組み込まれており、入浴したそれぞれの温泉が肌に刻まれていく感じがしてとても面白いですね!こちらの温泉に何か残したいと思えるのも、やはりオーナーの富士夫さんの「人儲け」の賜物なのではと思います。

 

温泉:茶房たかさき(さぼうたかさき)
住所:大分県別府市朝見1丁目2−11
電話番号:0977-23-0592
所要時間(車):大分市中心部から24分、大分空港から57分
駐車場:3~5台
営業時間:10:00~17:00
定休日:毎週火曜
入浴料:なし(喫茶代のみ)

湯屋えびす

湯屋えびす

THE ONSEN CATALOGUE プロジェクト #7

THE ONSEN CATALOGUE プロジェクト #7