川内高城温泉 梅屋旅館

川内高城温泉 梅屋旅館

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オーナーの石塚美代さん(4代目)、満子さん(3代目)と玄関で撮影

薩摩川内市湯田町にある「川内高城温泉 梅屋旅館」を訪問しました。建物は満子おばあちゃんのおじいちゃんの時代に建てられており、すでに120年以上が経過しています。

到着すると、美代さんと満子おばあちゃんが優しい笑顔で迎えてくれます。梅屋旅館に嫁いでから70年、満子おばあちゃんがなんでも教えてくれます。昔は熊本県の牛深・天草からのお客さんがたくさん来ていて、それはそれは繁盛していたそうです。現在は日帰りと素泊中心で運営されています。

長い廊下を進んでお風呂へ向かいます。奥には梅屋旅館のシンボルである赤い階段が見えています。

脱衣所はこざっぱりとして清潔感があります。ロッカーは鍵付きではないので、貴重品は自分でケアするようにしましょう。

とにかく素晴らしい入浴感のお湯です。泉質は硫黄泉で、程よい硫黄臭とツルツルの感触が楽しめます。お客さんからは石鹸いらずの湯と言われるそうです。神経痛、リウマチ、あせもなどの皮膚病によく効き、飲泉すると胃腸にも良いとか。ちなみにシャワーも温泉です。

川内高城温泉の主な旅館が使っている源泉は2箇所あり、混合して各旅館で共用しているそうです。

常連の義人さんです。定年後はグランドゴルフのフィールドの整備などボランティアに精を出されています。温泉で疲れを癒やします。

川内高城温泉は西郷さんが好んで入った湯として知られています。西郷さんは、その昔、高城川に橋を架けるために川内をよく訪れており、工事の合間に囲碁や将棋を指したり、温泉を楽しんだりしていたそうです。以前の川内高城温泉は西郷さんにちなんだ「お狩場マラソン」も運営していましたが、スタッフの高齢化等による運営パワーの不足で現在は休止しています。ただし、現在も若い世代を中心に協議会を作り、温泉街を盛り上げる企画を検討しているそうです。期待したいですね。

 

温泉:川内高城温泉 梅屋旅館(せんだいたきおんせん・うめやりょかん)
住所:鹿児島県薩摩川内市湯田町6467
電話番号:0996-28-0016
所要時間(車):鹿児島市中心部から1時間4分、鹿児島空港から1時間19分
駐車場:7台
営業時間:06:00~21:00
定休日:年中無休
入浴料:250円

川内高城温泉 共同湯

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市比野温泉 下之湯公衆浴場

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