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熊本県人吉市下林町にある「人吉温泉　しらさぎの湯」を訪問しました。この温泉は食事処・民宿「しらさぎ荘」によって経営されています。

しらさぎ荘を左に曲がるとしらさぎの湯があります。

入口を入ってすぐのところに入浴券の券売機があります。購入した券を壁に備え付けられている白い入浴券入れに入れます。

脱衣所はとてもシンプルな作りです。鍵付きのロッカーはありませんので貴重品の管理は自己責任で。

中に入ると横幅が長い浴槽があります。そして、いざ入るとこの浴槽の深さに驚きます！1メートルくらいでしょうか、ちょっとしたプールくらいの深さがあります。オーナーの洋一さんによると、当初の計画では肩まで浸かれるくらい深く作る予定だったとか。しかし、途中で掃除が大変なことに気付き、少し浅めにしたそうです（笑）。女風呂も同じ作りになっています。

お湯は45℃程度の熱めの炭酸水素塩泉です。高温だと炭酸成分が少なくなるはずなのですが、この温泉は入浴すると気泡がバーッと体に付着します。以前の温度は42℃程度だったらしいのですが、2016年の地震発生後から温度が上がったそうです。一時は加水することも考えたものの、温泉の純度を保つために加水無しの掛け流しにこだわっています。

名古屋から熊本へ湯巡りの旅をしてる文善さんです。温泉にとても詳しく、熊本県にも何度も来ているとのこと。湯船の中では腕立て伏せスタイルで入るのが一番気持ちいいとのことです。本当かどうか気になる方は是非トライしてみてください（笑）。

オーナーの洋一さんはとても背が高くダンディーな雰囲気ですが、お話しするととても明るく面白い方。若い頃のやんちゃ話などたくさんしてくださいました。昭和31年に先代が開業した割烹料理屋が現在のしらさぎ荘。温泉は平成9年頃から営業しているそうです。5月の連休頃はホタルが舞っているのを浴槽から眺めることが出来て、その様子は本当に綺麗だということです。実際に見てみたいですね。