杖立温泉 元湯

杖立温泉 元湯

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杖立温泉観光協会の瀬津田晴美さんと足湯の前で撮影

熊本県阿蘇郡小国町下城にある「杖立温泉 元湯」を訪問しました。この景色は素晴らしいですね。杖立川を挟んで温泉街が形成されています。晴美さんによれば、杖をついてやってきた人がお湯で病を治し、杖を立てかけたまま帰ったという弘法大師の歌が「杖立」の名前の由来になっているとか。

元湯です。24時間無料で入ることができますが、外にあるので入浴マナーには気を付けましょう。くれぐれも裸で外に出ないように。

元湯には応神天皇の産湯として使われたという伝説があるそうです。杖立温泉といえば、鯉のぼり祭りが有名ですが、5/5のこどもの日には元湯のお地蔵さんも供養されるそうです。

脱衣所は簡易です。浴室との仕切りはありません。

泉質は塩化物泉でやや塩味があり、お湯に独特のやわらかさがあります。基本的にはいつでも入れますが、梅雨時期などは冠水して入れないこともあるそうです。ちなみに地元の人で入る人はほとんどおらず、入るのはもっぱら観光客だとか。杖立温泉の「元湯」と聞いたら、入りたくなるのが人情ですよね(笑)。

杖立温泉のお湯は全て自噴しており、ポンプで揚げることは禁止されているそうです。源泉の温度は90℃以上あり、加水されていますが、なぜか効能は薄くならないんだとか。

北九州からご家族でいらっしゃったという恒治さん(左)、治さん(真ん中)、秀公さん(右)です。温泉で父を囲む兄弟、仲良いですね!写真には写っていませんが、この日はお母様も一緒に4人でいらっしゃっていて、家族仲が良いというのは素敵だなと思いました。

杖立温泉には他にも共同湯として、薬師湯があります。こちらは地元の方も普段使いされているそうです。

もう1つ、御前湯です。こちらは中を見たのですが、お湯が張られておらず、今はあまり使われていない様子でした。

杖立温泉の散策が楽しかったので少しご紹介します。こちらは背戸屋(せどや)と呼ばれる路地裏です。杖立の町は川と山に囲まれており、狭い土地にたくさんの建物を立てる必要があったために、このような空間が至るところにできたそうです。こういう場所は写真を撮りたくなりますね。

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杖立川には3つの橋がかかっているのですが、そのうちの一つ、紅葉橋には絵馬のようなものが大量に飾られていました。これを見ながら歩くのも楽しいです。幾つか目についたものを紹介します。

一番左のもの良いですね。こういうのは他の人も楽しめて良いですね。

この書き方は絶妙ですね(笑)。どっちのことを言ってるんだろう。おこずかいがたまるかどうかには「入」と「出」と両方の話があると思うのですが、「入」はわかるとして、「出」の方についても言っているんだとしたら、いいですね。そこ神頼みなんだーって(笑)。自分でコントロールしようという気が全くなくて好きです。杖立温泉では大学の学生たちのアイデアも取り入れながら、こういった企画を日々具体化しているそうです。温泉街と若い感性の化学反応、今後も楽しみですね。

 

温泉:杖立温泉 元湯(つえたておんせん・もとゆ)
住所:熊本県阿蘇郡小国町下城4217
電話番号:0967-48-0206
所要時間(車):熊本市中心部から1時間35分、熊本空港から1時間13分
駐車場:200台
営業時間:00:00~24:00
定休日:年中無休
入浴料:無料

杖立温泉 純和風旅館泉屋

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熊入温泉センター

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