尾之間温泉

尾之間温泉

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管理人の岩川通孝さんと入口前で撮影

鹿児島県熊毛郡屋久島町にある「尾之間温泉」を訪問しました。開湯は数百年前まで遡り、傷ついた鹿が傷を癒やしているのを猟師が発見したのがきっかけと伝えられています。現在の建物は平成6年に建てられたそうです。

尾之間温泉は登山道の入口にあり、登山客も多く訪れています。

受付では管理人の通孝さんが優しく迎えてくれました。通孝さんはグランドゴルフが相当の腕前で、この日もグランドゴルフ仲間に「試合結果はどうだった?」としきりに声を掛けられていました。

脱衣所です。すっきりシンプルです。足の悪い方が着替えやすいようにベンチも置いてありました。

浴室に入ると大きな浴槽と壁画が目に付きます。壁には尾之間地区の盆踊りの際に歌われる歌がカラフルな風景とともに大きく描かれています。こちらは男風呂ですが、女風呂には異なる壁画が描かれているということです。見応えあって楽しいです。ちなみに浴槽は男女で違いはないそうです。

源泉はなんと49℃(!)の足元自噴です。季節によって湯量が変わるそうですが、熱いお湯がどんどん湧き出しています。そのお湯が浴槽から大量に溢れ出しているので、浴槽の淵に立っただけで足の裏が熱いです!49℃でも、なぜか地元の方はどんどん入っています。そして、「何度も掛け湯をしなさい」というアドバイスに従い、何度も掛け湯をした結果、なぜか僕らも入れました(笑)。慣れ、でいいのかな。入ると仄かな硫黄臭、新鮮でクリアなお湯は最高に気持ちが良いです。ちなみにpH値は9.6でツルツルです。

常連の昭成さんです。そこ、源泉近くで一番熱い場所のはずなんですが・・・余裕の笑顔です(笑)。

外には足湯もあります。お客さんは仕事帰りの地元客、登山帰りの観光客が多く、どちらも夕方に集中するそうです。見ていると、外国人の方も多くいらっしゃっていました。お湯は筋肉痛、皮膚病に効くそうです。

通孝さんは管理人歴27年です。皆で使う温泉なのでマナーを守ろう、ということを粘り強く啓蒙されています。「浴槽に入る前には掛け湯をして体を綺麗にする」「タオルを湯船に付けない」「使ったものは元の場所に戻す」といった基本的なマナーを守って、皆で気持よく温泉を楽しみたいですね。

温泉とは関係ないのですが、屋久島の海が綺麗で素晴らしい、と思ったので掲載します。とくに島の西側の道路は海沿いを通っているので、こういった景色を見ることができます。ドライブにおすすめです。

また、途中で林道があるのですが、そこでは鹿と猿が仲良く生息している様子を観察できました。それぞれ単独は見たことがあるのですが、一緒にいるのはなかなか珍しいのではないかと思います。

しかも、人に慣れてます。もちろんエサやりは禁止ですが、2-3mの距離で写真を撮ることができました。

 

温泉:尾之間温泉(おのあいだおんせん)
住所:鹿児島県熊毛郡屋久島町尾之間1299
電話番号:0997-47-2872
所要時間:宮之浦港から49分、屋久島空港から33分
駐車場:30台
営業時間:12:00~21:30(月曜)、07:00~21:30(火曜~日曜)
定休日:不定休(区の運動会や祭りのとき)
料金:200円

屋久島 湯泊温泉・平内海中温泉

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