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大分県玖珠郡九重町菅原にある「川底温泉　蛍川荘」を訪問しました。こちらの温泉は1100年ほど前に菅原道真公によって発見されたと伝えられている歴史ある温泉です。地名の「菅原」も菅原道真に由来するものなのだそうです。

建物は道路沿いにある橋を渡ったところにあります。こういうアプローチは気分が盛り上がりますね。

建物は最近リニューアルされたそうです。こちらの建物の手前に受付があります。

受付ではオーナーの敏美さんが笑顔で迎えてくれました。

脱衣所は新しく清潔です。コインロッカーもあるので貴重品も安心です。

さて、浴場に入ると、最初にぬる目のお湯が張られた浴槽があります。敏美さんによれば、まずはこちらで体を少し温めるのが良いとのことです。そして奥に行くと・・・

なんだこれは！凄い！綺麗！素晴らしい！と何度でも言いたくなる空間が現れます。こちらの浴槽は1856年に造られたものだそうで、現時点ですでに160年経っています。とてもクリアなお湯が張られた美しい石造りの浴槽は底まで透き通って見えます！ここに浸かるのが気持ち良くないはずがありません！

やや熱めの単純泉が底から自噴しており、鮮度も抜群です。見ての通りの肌にとても優しいお湯です。

久留米から来られた孝徳さんと雄亮くん親子はこちらの温泉の大ファンだそうです。色々温泉巡りをした結果、こちらの温泉の常連になったんだとか。その気持ち、わかります。

また、こちらの温泉には少し離れた場所に家族湯もあります。先程の浴場とは源泉が違い、泉質も少し違うそうです。こちらの家族湯ファンも多く、こちらを目当てに遠くからいらっしゃる方もいるんだとか。

こちらの温泉の昔の姿を知る方もいらっしゃると思いますが、現在は男女の浴槽の間にある仕切りが以前はなかったんだそうです。そして、以前は温度の違う石造りの浴槽がシンプルに3つ並んだそれはそれは素敵な空間だったんだとか。「今は仕切りがあって少し雰囲気が損なわれてしまっているのが残念」と敏美さん。現在工事中の宿泊棟工事の終了を待って元の形に戻すことを検討されているそうです。楽しみですね！