健康管理センター 拍子水温泉

健康管理センター 拍子水温泉

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管理をされている姫島村役場の山下春樹さんと役場会議室で撮影

管理をされている姫島村役場の山下春樹さんと役場会議室で撮影

大分県東国東郡姫島村にある「健康管理センター 拍子水温泉」を訪問しました。拍子水温泉は姫島という島にあり、国東市の伊美港からフェリーに乗って向かいます。フェリーに乗るといっても、約20分くらいで着くのであっという間です。

港に着いてから10分ちょっと車を走らせると拍子水温泉に着きます。拍子水というのは姫島の七不思議と呼ばれているものの一つで、その昔、比売語曽神(ひめこそのかみ)がお歯黒をつけた後、口をゆすごうとしたが水がなかったので、手拍子を打って祈ったところ、水が湧き出したそうです。その水が拍子水と伝えられています。

こちらがその拍子水です。建物の脇にあります。ボコボコと大量の水が出ているのがわかります。昔からずっと湧き出ているということですが、どれくらい昔からなのかわからないそうです。比売語曽神のお話は日本書紀に書かれているものなので、もしもその頃からずっと湧き出ているとすると、約1300年もの間ずっと水が湧き出ていることになりますね。ちなみに七不思議自体もいつごろから言われているのかわからないそうです。姫島には謎のロマンが満ち溢れています。

こちらが受付です。

脱衣所です。脱衣所は鍵付きの棚と扉が付いていない棚があります。

浴室です。浴槽は2つに分かれており、入口から見て奥側が熱い浴槽、手前側が冷たい浴槽となっています。浴槽には赤い析出物が付着しています。

こちらが奥側、熱い浴槽です。入っていると体の芯から温まります。

そしてこちらが手前側、冷たい浴槽です。源泉がそのまま流されています。こちらはいきなり入ると体を沈められないくらい冷たいのですが、熱いほうの浴槽に浸かってからこちらに入ると、気持ちよく感じます。みなさん、交互浴をされています。

湯口は2本のパイプに分けられており、約25℃の源泉に約78度のお湯を混ぜて浴槽に注いでいます。バルブを調節することで量を変えて、温度を調整します。

こちらで源泉を飲むことができます。口に含むと最初は鉄の匂いが、そして炭酸のシュワシュワ感が感じられます。

地元の常連の金次さん、要造さん、直さん、守作さんです。皆さんとても仲が良く、わいわいおしゃべりをしながら入っていました。膝が痛いのが治ったり、あせもがすぐ治ったりするそうで、家の風呂とは全然違う、とおっしゃっていました。

今回拍子水温泉についてお話を伺った、姫島村役場の水産・観光商工課の春樹さんです。村史が書かれた本を紐解いて、熱心に説明していただきました。また、姫島は二日ひじきと、車えびの養殖が盛んだそうです。温泉だけでなく、これらの特産品を食べに海を渡る、というのもいいかもしれませんね。

 

温泉:健康管理センター 拍子水温泉(けんこうかんりせんたー・ひょうしみずおんせん)
住所:大分県東国東郡姫島村5118-2
電話番号:0978-87-2840
所要時間(車):姫島・姫島丸船舶待合所から13分
駐車場:約15台
営業時間:平日12:00~19:00、土日祝10:00~19:00
定休日:毎週月曜日(祝日の場合は営業)
入浴料:310円

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