やまでら鉱泉
オーナーの谷本久雄さんと入口の前のベンチで撮影
鹿屋市上祓川町にある「やまでら鉱泉」を訪問しました。付近には古くからの霊山である高隈山があります。
駐車場奥の建物です。建てられてから30年ほど経過しているそうです。
受付ではオーナの久雄さんが迎えてくれました。この笑顔で迎えられると「ここに来て良かった！」と思わされます。
鍵付きロッカーはありません。こざっぱりとして綺麗に管理されています。
浴槽には少し茶色い色のお湯が注がれています。源泉はもともと透明ですが、鉄分が多く、酸化してこのような色に変化していくそうです。なんでもサルフェートという成分が多く、それが傷などによく効くそうです。
20℃ほどの源泉を重油ボイラーで沸かしています。湯口からは熱いお湯が注がれており、熱い場合は加水してください、とのこと。時々あるのが「あつ湯派とぬる湯派のトラブル」だそうです。経験上、両者が折り合うことは永遠にないと思いますが（笑）、何か微笑ましいですね。
常連の貢さんは80歳。毎日奥様と来られているそうです。水風呂と交互に入ると気持ちいいよ！ということで、僕らにもしきりに水風呂を勧めてくれました。水風呂には気合をいれて入りました。効きます！
久雄さんと看板犬の凛（りん）ちゃん。やまでら鉱泉の歴史は約40年ですが、ここで使用されている源泉の歴史は平安・鎌倉時代からあるのではないかとのこと。平家の落人伝説で有名な近くの吉ヶ別府地区に弘法大使が泊まったという伝説があり、弘法大師はきれいな水のある場所にしか行かなかった言われていることから、その時代にはすでに源泉の存在が知られており、かつ、弘法大使もこの鉱泉に浸かったのはないか、ということです。
温泉：やまでら鉱泉（やまでらこうせん）
住所：鹿児島県鹿屋市上祓川町8775-4
電話番号：0994-44-8312
所要時間（車）：鹿児島市中心部から1時間28分、鹿児島空港から1時間7分
駐車場：20台
営業時間：13:00～21:00(最終受付20:30)
定休日：毎週火曜日、元旦
入浴料：390円
