筋湯温泉 岩ん湯・薬師湯・うたせ湯
筋湯温泉観光協会の会長さんと撮影
大分県玖珠郡九重町にある「筋湯温泉 岩ん湯・薬師湯・うたせ湯」を訪問しました。まずは岩ん湯へ。
脱衣所は至ってシンプルな作りです。浴室から脱衣所は見えますが、貴重品は自己管理をお願いします。
岩ん湯は筋湯温泉にある3つの共同浴場の中で唯一の露天風呂です。石造りの浴槽に綺麗なお湯が注がれています。とても雰囲気が良くて、特に雪が降った日の雰囲気は素晴らしいそうです。
筋湯温泉の歴史は古く、開湯は958年だそうです。また温泉街として開かれたのは1658年、江戸時代になるそうです。標高1000mの山間部に湧く歴史ある温泉です。
68歳の仁さんは週末のみ筋湯温泉近辺で商売をしていらっしゃるそうで、帰りにはいつもこちらの温泉に寄るそうです。他にも好きな温泉はあるそうですが、とくに岩ん湯がお気に入りとのこと。
岩ん湯の近くには、同じく共同浴場の「薬師湯」があります。岩ん湯と薬師湯は日替わりで男湯・女湯が分かれる仕組みになっていますので、入浴の際はご注意ください。
薬師湯は木造の内湯です。こちらも岩ん湯同様、良い雰囲気ですね。
そして、最後の3つ目の共同浴場が「うたせ湯」です。筋湯温泉といえば、という温泉ですね。
浴場の扉を開けた瞬間に湯けむりがムワーっと押し寄せてきます！こちらのうたせ湯は「筋肉をほぐす湯」として筋湯温泉の名前の由来にもなっています。約2mの高さから落とされていて、腰痛などに効くそうです。
会長さんのお話によれば筋湯温泉は明治30年頃及び昭和24年の2回にわたり大火に遭ったそうです。戦後の物資などが乏しい中、必死に復興させて現在の形に至ったんだとか。また、筋湯温泉は5月の花火大会や9月の観月祭など1年を通してイベントを開催しており、地元の方や宿泊客などで大いに賑わうそうです。歴史ある温泉街で味わう花火や観月はさぞかし風情があるんでしょうね。次回は是非その時期に来てみたいなと思いました。
温泉：筋湯温泉 岩ん湯・薬師湯・うたせ湯（すじゆおんせん・いわんゆ・やくしゆ・うたせゆ）
住所：大分県玖珠郡九重町筋湯温泉
電話番号：0973-73-5505（九重町観光協会）
所要時間（車）：大分市中心部から1時間16分、大分空港から1時間19分
駐車場：なし（温泉街にある3つの無料駐車場を利用、合計約40台）
営業時間：岩ん湯・薬師湯 07:00～22:00、うたせ湯 06:00～21:30
定休日：年中無休
入浴料：300円
