新湯温泉 国民宿舎新燃荘

新湯温泉 国民宿舎新燃荘

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オーナーの岩元美穂子さんと受付横の休憩室で撮影

霧島市牧園町高千穂にある「新湯温泉 国民宿舎新燃荘」を訪問しました。山中の一軒宿です。

受付ではオーナーの美穂子さんが迎えてくれました。とても明るく楽しい方で、気が付けば美穂子さんのペースに引き込まれています(笑)。

脱衣所はとても清潔で綺麗です。鍵付きロッカーはないので貴重品は必ずフロントで預かってもらってください。結構、忘れ物も多いそうです。お気を付けて。

浴場に入って目の前に広がる真っ白な世界。硫黄泉なのですが、硫黄の成分量が多いこと多いこと。この温泉に浸かると肌の表面の不要な角質が取れてツルツルになります。新湯温泉の歴史は面白くて、明治12年にハンセン病を患っていた方が、神のお告げにより、この地を訪れ、小川を塞ぎ止めて入浴し、病気が改善したことが始まりだと言われているそうです。

湯口の周りにはびっしりと硫黄が付いています。源泉掛け流しのこの温泉の効能は皮膚疾患関連、具体的には水虫や乾癬などに効くそうです。医学的な観点からもそれらの疾患に有効であると証明されているそうです。

埼玉から帰省されているお孫さんと一緒に入浴中の弘巳さん。2011年に新燃岳が噴火して以来の再訪だったそうです。お孫さんと一緒に入る温泉は格別なのではないでしょうか。

内湯の倍以上のサイズがある混浴の露天風呂。一面に真っ白なお湯が張られています。山奥にある新燃荘では星を撮影するために写真家が来るほど星が綺麗に見えるそうです。晴れていれば、この露天風呂からは満天の星空が見えるとか。ただし、「霧島」というくらいで天気はよく曇るそうなので、星空を見ながら、このお湯を堪能することが出来たら本当にラッキーです。

宿泊者専用として用意されている内湯です。この浴槽は大木をくり抜いて作ってあります。秘湯感がぐっと増しますね。

新燃荘は岩元家が引き継いで以来ずっとご家族で協力して経営されているそうです。生まれも育ちもこの新燃荘である美穂子さんからはこの温泉と霧島への愛が溢れ出ていました。とてもオープンで誰とでも仲良くなれるキャラに惹かれること間違いなしです!

美穂子さんのオススメの季節は5月上旬の新緑の時期で、この新燃荘の周りにはミヤマキリシマという薄ピンク色の花が咲くそうです。様々な光や色の大自然に囲まれた中で、心も身体も真っ白になってみるのはいかがでしょうか。

 

温泉:新湯温泉 国民宿舎新燃荘(しんゆおんせん・こくみんしゅくしゃしんもえそう)
住所:鹿児島県霧島市牧園町高千穂3968
電話番号:0995-78-2255
所要時間(車):鹿児島市中心部から1時間17分、鹿児島空港から44分
駐車場:50台
営業時間:08:00~20:00(受付19:00まで)
定休日:毎月第4火曜日(祝日の時は翌日)
入浴料:500円

妙見温泉 田島本館

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霧島湯之谷山荘

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