湯の鶴温泉 きくの湯

湯の鶴温泉 きくの湯

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湯の鶴温泉沿いにあり、温泉が湧出する頭石川で撮影

熊本県水俣市湯出にある「湯の鶴温泉 きくの湯」を訪問しました。住所が湯出となっていることから、昔から温泉にまつわる土地柄だったことが想像できますね。道中、川へ降りたところにある「きくの湯」へ辿り着く道が中々見当たらなかったのですが、ついに細い階段があるのを発見!

木で作られた橋を渡り正面にあるのが「きくの湯」です。公衆浴場らしい佇まいに期待が膨らみます。「きくの湯」の歴史は定かではありませんが、少なくとも60年前にはあったとのことです。昔は茅葺きの小屋で混浴だったとか。そしてお湯を溜める場所が段々になっていたそうで、渋柿を浸す場所に始まって、浴槽、洗濯場、家畜の洗い場の順にあったそうです。

建物は川沿いにあるため全体的に幅が狭く、受付と壁の幅は一人分しかありません(笑)。無人の受付にある青い金庫にお金を入れていざ中へ。100円という値段も安くて素晴らしいです。入浴料は必ず払って入りましょうね。

脱衣所はいたってシンプルな作り。ボックスはけっこうありますが、狭いので3人入るのが限界なのでは・・・。シャツも飛び出しています(笑)。貴重品などを入れるロッカーは無いので管理はしっかりと。

扉を開けると、ほのかな硫黄の香りと共に目に入るのがとても綺麗なお湯!本当に透き通った綺麗なお湯でテンションが上がります。この浴槽になる前の昔の浴槽では、下に砂利が敷かれていたそうです。女風呂も同じ型ということです。

お湯は41℃の単純温泉ですが、硫黄の香りと若干の炭酸を感じることが出来ます。つるつるの肌触りがたまりません!このお湯は建物のすぐ下から湧出しており、この浴槽に入ってくるお湯の鮮度は申し分無しです。

68歳の敏明さん(手前)はこの温泉によく来るそうです。55歳の五十三さん(奥)は週末は湯巡りを楽しんでいるそうで、奥様に許可をもらっては色々な温泉を巡っているそうです。ここは常連の方にはもちろん温泉好きにも一目置かれる共同湯なんですね。

最後に、この温泉が湧出する湯出川にはなんと天然の鯉がたくさんいます。本当に川の水が綺麗です。しかも建物の下にある温泉の湧出している箇所には小魚もたくさん集まっています。温泉好きは決して人間だけではないようですね(笑)。

 

温泉:湯の鶴温泉 きくの湯(ゆのつるおんせん・きくのゆ)
住所:熊本県水俣市湯出1372-3
電話番号:なし
所要時間(車):熊本市中心部から1時間42分、熊本空港から1時間31分
駐車場:約7台
営業時間:08:30~18:00
定休日:不定休
入浴料:100円

【閉業】不二の湯

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湯の鶴温泉 四浦屋本店

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